『今日は三日月さんだけですか?』
「ああ、執事くんか。ああ、静香は寝込んでるよ」

『え?』

「思いきり疑わしそうだね。病気じゃなくて、プランの甘さにふて寝だよ」
『やっぱり』
「即返事が小気味良いね」
『御意に』

「プログラムの大変さを身に沁みたんだろう、良い機会だよ」
『高飛車ですからね』
「そうだね。ゲームは人に楽しんでもらうものだからと初めから巷のスマホゲームどころかTVゲーム級の発想をするから」
『ありがちで』
「そう。初心者だから簡単なところから練習しないとね」
『御意』
「まあ、そのうち上手下手関係なく楽しんで作れるところまで行くよ」
『へこたれない人だからその辺りは大丈夫かと』
「同意だね。アイデアを溜めたり煮詰めるところはクリアしたけれど、実際のプログラムが解らない致命傷を理解していたし、今ごろ一人でプログラムを練習しているだろうね」
『甘いんですよ、考え方が』
「そう。やらなきゃ解らない人だからこれからたくさん失敗して初めて色々解るだろうね」
『特に、プログラム実装の難しさとか』
「そうそう!この前、落ちてくるものを斬るって単純なゲームを作る時に本人が言っていたよ。゛こんな単純な動きでこれだけのプログラムが必要なんて驚きね゛とか゛シーケンスのラダー回路と違うわ゛とか」
『まあ、私としては3行企画くらいからが良いかと』
「笑っちゃうのが、試しにベルトコンベアの動きをゲームでやるとどうなるかって」

『三日月さん、聞いてますか?』
「ああ、すまないね。静香も企画書辺りはクリアしていたから大丈夫だよ」
『その辺は上手そうですしね』
「そうだね。因みにシーケンスのプログラムとの比較なんだけど、簡単に書くとシーケンスのプログラムだとコンベア起動、停止の二つの指令で済むんだよ。どころか画面上で行うには、シーケンス回路の10倍くらい、しかもより高度な命令文で構成されているから全くの別物なんだ」

『……なるほど、静香様の得意分野と混同してたらしい節はありそうです』

「そう。今は多分画像を実装したりしてゲームプログラマの苦労を噛み締めているだろうね」

『良い薬ですね』

「跳ねっ返りには苦労を体験させるのが一番だよ」

『だから黙って付き合ったんですか?』

「そうだよ。静香とは長い付き合いだからね。大抵の事は人並みにできてしまう。だからあんなになっちゃったんだ」
『やっぱり』

「だから今回は僕も期待しているんだよ」
『何をですか?』

「それはね……」

『あれ、三日月さん?顔が青くなりましたよ?』
「またにしよう、じゃ、僕はこれで」
『えっ、三日月さ、三日月さーん!……なんで?』

「私がいるからね」
『し、静香さま……』

「全く勝手ねえ。言いたい放題で行くなんて」
『ええと、三日月さまも心配して』
「知ってるわよ!それより竹之内。一応小さいゲームできたのだけど……」

『は、はい……』

「解らないのよ」

『何が、でございますか?』

「ネットに出すにはどうするのよ?というより面白いかどうかとかその辺どうでも良いんだけど兎に角、もう知らないわ!」

『なぜ怒るんですか……』

こんにちは、竹之内です。かるまさんがのんべんだらりなので業を煮やした静香さまがなんとか小さいのを作ったようです。ただ、現在UPの仕方が解りません。
画像で勘弁してください。テキスト通りに作ってみて、パソコン上では動くようになりました。

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落ちてくるものを斬る、こんな単純なゲームでも時間が掛かりました。お恥ずかしい限りでございます。
先日PS3が無事修理から返ってきました。来週は実況動画をご紹介できそうです。
ゲームを作るってとても面白くて、今練習しているソフトでどこまでできるようになるかが楽しみです。
作り始めてからプレイの時に考える事も変わってきました。どのゲーム会社も、人を喜ばせたり楽しませるために仕事をしているんだなと思うと、色々と考えさせられます。
今から一か月でどこまでできるか、こうやって挑戦できる事がとても嬉しい。なんの縁か、こうやってサムライゲームの末席に加われて良かったと感無量です。
皆様、良い休日をお過ごしください!僕は今から画像実装の御手伝いに入ります。