「竹之内。あなた、机の上にあったぼた餅知らなくて?」

『知りません』

「今日はいつになく冷たいわね、連れないわ」

『すいません、徹夜明けまで執事できません』

「別に謝る事はなくてよ、残業代が幻になるだけですもの」
『疲れてますが大丈夫でございます』

「あなた、金のためなら何でもする人ね」
『当然でございます、1日の食費が500円生活ですから』
「なにそれあなた本気?」

『おまえ何人だよ』

「急に不遜ね」
『いえ別に』
「不満たらたらな顔よ」
『平民ですから』
「あら奇遇ね、私もよ」

『ウソこけ』

「声が出ていてよ。私お金ないもの」
『無くてフェラーリ乗りません』
「あなた、車を知らないのね。あれは日本車をカスタムしたバッタもんよ」
『本当でございますか?』
「ええ、下地はNSXよ。良く見なさいな、外観を似せてあるだけでエンブレムすら着けていなくてよ」

『NSXもふつーに高級車でございます』

「はーっ? どうしてよ。新車ならともかく、中古なら400あれば良いのよ? たまにしか乗らないスパイダーなんか中古で3000以上するのよ、それに比べれば全然安いじゃない」
『はっ、やっぱりモノホンありやがった。へっ、僕は食費一日500円だっつーな』

「竹之内ー。あなた徹夜すると何かが変わるわね、面白いわ」
『声が一段下がりましたね。今何て返して良いか解りません』
「金持ち嫌いは多いけど、面と向かってここまで不満をぶつける人はなかなかいなくてよ、益々気に入ったわ」
『ほんとごめんなさいふつーに怖いです静香さま』

「竹之内、あなた一日500円で生きてるなんて凄いわ、特集組みなさい」

『お言葉ですが。ふつーですが何か』

「何言ってるの、私が普通よ」
『いえ僕が普通です。手取りで23ですから』

「18くらいだと思ってたわ。残業代いらなそうね」

『はっはっ、ご冗談を。そういう静香さまはおいくらで?』

「女に数字を聞いてはいけなくてよ。三日月や鎌田くんとかなら聞けば教えてくれるわ。励みなさい」

『……鎌田、くん?』

「徹夜は魔が差すわね」

『……ま、さか、男だとでも……』
「一見さんお断りよ」

『言い間違いとか年収とかもうどーでも良いです』

「そうね、私も眠いわ」

『何言ってるのか良く解りません、流石に目が保ちません』

「なら、あとは昼にやりなさい。今から少し仮眠よ」

『すいません、ほんとにそうします……おやすみなさい』

スマホアプリの検証にもハマってヘベレケな竹之内です、みなさんおはようございます。真面目にとある原稿を書いていまして、今日も徹夜明けで辛いです。
最近スタバで、笑い声に違和感がある人が多くいる事に気付きました。
不安や不満を抱えていると、笑う事が上手くできなくなります。スピードを求められる社会ではストレス過多になりがちですし、致し方ない事ではあるでしょう。
笑い方や笑い声は、その人の性格を良く現します。外交の上手な方の中には、人に合わせて笑い声や笑い方を変えられる人もいるくらい好感度を左右するものです。ですが、そのために素直に笑えなくなり、ストレスを解すはずの笑いでさえストレスになる現象も起こります。情報社会では自分を良く見せる方法が数ありますが、知れば知るほど自分を作り変えてしまい、迷路に迷い混む方も珍しくありません。
子どもの笑みには邪気も思わせ振りもなく大人を魅了し癒すのですが、その秘密はあどけない表情にあるのではなく、子どもが抱く感情にあります。純粋に楽しい、嬉しい、面白い、から笑う。自分の感情を素直に伝えられる関係は、大人にこそ必要ですね。
僕たちは忘れてしまっていますが、本当は毎日の生活は冒険で、生きている事がRPGなんです。RPGの主人公は様々な冒険に出掛け、仲間と共に成長していきます。
同じように、僕たちも毎日学校や会社で冒険しています。冒険し、成長し、大人になる。完全なフリーミッションなので、どんな選択でもできる。あなたにとって、自分が主人公のリアルRPGを楽しむツールがゲームでありますように。